仙台Bizリサーチ

【 第2回 株式会社山一地所 様 】

不動産のことなら何でもやろう。やり抜いて、10年後に100億円企業になってやる。そう意気込む企業のBizをリサーチ!

株式会社山一地所

株式会社山一地所本社

株式会社山一地所

[ 本社 ]
宮城県仙台市泉区泉中央ニ丁目13番地の3
[ 代表取締役会長 ]
渡部 志朗
[ 代表取締役社長 ]
渡部 洋平
[ 設立 ]
昭和61年7月
[ 資本金 ]
20,000,000円
[ 従業員数 ]
122名(2020年現在)

暮らしに欠かせない住まいを扱う、不動産業。景気動向や、人口の変化など、不動産を取り巻く環境が目まぐるしく変わるなか、管理物件の入居率95%以上の実績をテコに、東北トップクラスの管理戸数を誇る山一地所。一体どのような組織が成長を支えているのでしょうか?総務部課長の前田恭宏さん、賃貸仲介課の佐藤瑛海子さんに、山一地所の裏側についてうかがいました。

株式会社山一地所は、昭和50年1月に個人創業から始まり、有限会社、株式会社へと組織変更を行いました。平成12年9月に(株)アパマンショップネットワークに加盟し、その後事業が成長するに連れて支店が増え、現在に至ります。


不動産会社らしくない不動産会社、山一地所の軌跡。
市場へのアンテナを高め、機会は逃さない。

真崎:仙台の不動産業界を志望している学生はもちろん、業界が絞れていない学生に対しても、まずは業界と御社の特徴を教えてください。

前田さん:弊社は『お客様第一』を考え、賃貸や売買だけでなく、建築やリフォーム、リノベーションまで、不動産仕事のフィールドにしています。グループ会社ではなく、一つの会社として様々な事業を展開しているのは、全国的に見ても珍しいと思います。

真崎:建設会社のような事業まで不動産会社が展開しているのは珍しいですね。創業当時からの事でしょうか?

前田さん:いえ、創業当時は、戸建ての建売販売事業のみでした。ある時期、東北学院大学の泉キャンパス周辺で学生向けアパートが不足している事に気づき、大学生協と提携して学生向けアパートの建築事業に参入を果たしました。この事が多角化の契機になりました。その後は、市場へのアンテナを高く張り、貪欲に不動産周辺業務への参入を重ねる事で、建築・家賃管理・賃貸管理・仲介といった、現在のカタチに育ってきました。

株式会社山一地所

前田さん

不動産業界の悪弊=残業が当たり前の風潮を変え、100億円企業へ。

真崎:今後さらなる事業展開をしていくと、財務や人事管理の重要性も増していくと思いますが、対策などがあれば教えてください。特に人財面に関しては学生の皆様にとっては非常に気になる情報だと思いますので。

前田さん:財務戦略からお話します。弊社は、各事業領域をアップグレードし、10年以内に100億円企業に到達する事を目指しています。そのために力を入れている領域が、自社オーナー事業です。10年以内に、現在の売上10億円を5倍の50億円に伸ばすよう目指しています。たとえ不況になっても、住む家への需要はゼロになりませんから、家賃収入は確実に入ってきます。安定収益を生み出すストックビジネスを持つ事で、財務の安定を確保し、不況下でも攻めの経営資源配分を実現できるからです。

人財面ですが、弊社では、働き方改革の動きが盛んになる前から、会社の課題として、職場環境の改善に取り組んでおり、産休・育休取得率100%や復帰率100%が実現できるような職場環境を構築することができるようになりました。 ただ、不動産業界は、1月〜3月が繁忙期で、毎日、夜中の0時くらいまで働くのが当たり前で、遅いと2時、3時まで働く時代があり、弊社でも少なからず業務時間が伸びることもありました。そこで、この繁忙期の長時間労働の改善を大目標とし、5年ほど前からは、さらに「働き方改革」に注力してきました。営業時間を変える、人数を増やす、分業制を導入する。様々な対応が奏功し、少しづつですが、労働時間を削減でき、現在に至るまで社員の職場環境に対しての満足度を高め続けることができています。

成長を支える現場の動き
働きやすい職場の基本は、人間関係。

真崎:労働時間を削減しながら、成長する。生産性の向上そのものですね。佐藤さん、では、現場の話を聞かせてください。佐藤さんのは、賃貸仲介課でしたね?

佐藤さん:はい、お客様からのメールや電話での問い合わせ対応が主な仕事です。ネットでお部屋探しをされる方が多いので、まず物件をご紹介し、ご来店いただいたら、ご案内。気に入っていただいたら、契約の手続、鍵の引渡し。一人のお客様には、一人のスタッフが窓口となり、最後まで責任を持って対応します。

真崎:一人で最後までですか、新入社員には大変そうですね。

佐藤さん:確かに初めの頃は戸惑うことも多々ありましたが、店舗には面倒見の良い先輩がとても多くて、問題があればすぐに教えてもらえました。私が困っていると、先輩から声をかけてくれることも多く、温かい職場だなと感じます。良い人間関係ができているのも弊社の強みだと思います。

真崎:何か人間関係向上のために、会社で取り組んでいるのでしょうか?

佐藤さん:具体的に何かしているという事はありません。強いて言えば、弊社は明るくてメリハリがある人を採用しており、先輩社員に相談できる環境が自然にできたのでしょうか。そうそう、弊社には部活動があり、そこで仲良くなる事はありますよ。

真崎:部活動ですか! ちなみにどんな部があるんですか?

佐藤さん:ボーリング、テニス、バスケとかですね。サークル的な気楽な部活です。

株式会社山一地所

佐藤さん

お客様からの「ありがとう」が、一番のやりがい。

真崎:素敵な職場環境ですね。仕事のやりがいも多いのでは?

佐藤さん:仕事ですから、契約まで終われば、当然達成感はあります。でも、一番やりがいを感じるのは、お客様に感謝の言葉をもらえたときですね。契約が決まると、アンケートをお渡しするんですけど、「不安だった引越しも、佐藤さんのおかげで安心でした。」なんて書いていただけた時は、本当に嬉しかったです。いただいたアンケートは、すべて店舗に提出しますが、コピーを取って保管しておき、それを見るのが、私の励みです!

就活生へのアドバイス
人生の転機は、些細なきっかけから。

真崎:就職活動に向けて、やっておくと良いことはありますか?

佐藤さん:私が不動産業界を目指したきっかけは、大学時代に働いていた居酒屋のアルバイトでした。常連のお客様が、たまたま不動産のお仕事をされていまして、「何かいい資格はないですか?」と尋ねたところ、宅地建物取引士という資格を進められ、不動産業界への興味を持ち、今の仕事に辿り着きました。些細なきっかけでしたが、自分にとって転機になりました。こんな事もありますので、興味を持ったことがあれば、どんどん自分で調べたり実際に体験したりするといいと思います。

真崎:インターンシップは参加しましたか?

佐藤さん:私は夏・冬どちらも参加しました。業界のことを知ることができますし、自分に合う会社がどんな会社なのか分かるので、本選考で企業を絞り込んで、効率よく就職活動をすることができます。私の場合、説明会が終わって30分くらい新卒の採用担当の方に話を聞いて、売上至上主義ではなく社員の雰囲気がとても良く、顧客のことを真剣に考えている所が魅力でしたので第一志望に決めました。

株式会社山一地所

佐藤さん

真崎:最後に、仙台で就活する学生に伝えたいことを。

佐藤さん:仙台には地元に根差した中小企業や、大企業の支社など様々なタイプの企業があります。幅広い選択肢の中からやりたい仕事を見つけられるのが、仙台での就活の良い所です。
山一地所は、明るい人、元気な人、素直な人を歓迎します。ぜひ挑戦してください!

真崎:ありがとうございました。仙台の住まいを、これからもよろしくお願いいたします。

 

株式会社山一地所。市場に対する高いアンテナや、働き方改革の推進、良質な人間関係による満足度の高い職場環境が特徴的な会社でした。 興味を持った学生の皆様はぜひ調べてみてはいかがでしょうか?